
18歳の時に道なき道を進むことに決めた。
大学を半年で辞めて、お金もないのに身一つで海外に飛んだ。
はじめは周りと違うことをしている優越感に浸っていた。
いつも日常じゃない。
いつもの人達じゃない。
いつものやり方じゃない。
誰かが舗装してくれた道なんてなくて、ずっと薔薇道。
気付いたら自分の周りに誰もいなくなっていた。
ずっとずっと戦っていた。
自分と。
孤独と。
不安と。
恐怖と。
「この道で良かったんだろうか。」
「やっぱりみんなの歩く道がよかったかもしれない。」
いつしか自分のやっていること全てが正しいのかわからなくなり
なんでこんな否定されているのかわからなくなり
自分が何者なのか、価値はあるのかわからなくなる。
この先の道も真っ暗。
未来なんてないのかもしれない。
苦しい。
なぜそんな苦しんでいるのかも理解されない。
コンフォートゾーンの外でたった独り。
もう戻り方もわからなくなっていた。
そしてこの時同時に「なぜ芸能人が自殺をするのか」感覚として理解できた。
彼らもコンフォートゾーンの外でずっと戦っていたんだね。
こんな廃人になった自分を救ってくれたのは沢山の本と家族だった。
この本を書いた人も理解されない時期が長かったんだろう。
お金もない、この道が正しいのかもわからない、けれど小さな声でずっとずっと叫んでいたんだろう。
友達が、なんだか自分のことをわかってくれる人が、ここにいると思って本をずっと離さなかった。
死の淵に立っていた僕を最後に救ってくれたのは1番近くにいた家族。
否定も肯定もせず、ただ「大丈夫だよ」って言ってくれる存在。
いつもありがとう。
大好きです。
